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中国株式市場の闇 個人投資家は餌食に

2011年09月29日


【新唐人2011年9月30日付ニュース】中国で株式市場が誕生して20年余り。しかし、インサイダー取引や株価の操作など、闇取引が当たり前に行われています。一般の個人投資家は、やるせなさを隠せません。

上海の黄浦江を覆う霧。先の見えない、株の個人投資家の不安を表しているかのようです。2006年から2007年にかけて、上海は空前の株投資ブームに沸きました。家を売ったお金で株に投資し、一躍金持ちになったエピソードも絶えませんでした。しかし今は、株で損をしなければいいという時代です。

中国の個人投資家は、十分な情報を得られません。そのため、株式市場のそばに屋台を構えるいわゆる「専門家」から、投資の参考になるようなうわさを得るしかありません。一方、内部関係者によるインサイダー取引が大変深刻です。中国ではこれが犯罪とはみなされないためです。そこで個人投資家がもうけるのは非常に困難です。

個人投資家 王建華さん:「株式市場はブラックホールです。株式市場は実際 我々の国です。国は建設のための金が必要です。その金は市民が出しています。多くの個人投資家が株式投資し、国を支援しましたが、まともな利益は得られませんでした」

インフレが深刻な中国。そのまま貯金していてもお金の価値が下がるので、一般市民も株に投資せざるを得ないのです。

関係者は株式市場での違法行為を厳しく取り締まるべきだと絶えず訴えていますが、中国の株式市場の闇は晴れません。制度が完備されていないのではなく、制度を実行する人間と利益集団が結託していることが問題だといわれます。このような市場では、個人投資家は政府と利益集団の餌食になると案じられています。

新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/09/29/atext595696.html.-中国股市黑幕重重-股民成刀俎鱼肉.html

 (中国語)

 

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